ryuzomr’s diary

アマチュア無線と オートバイを中心に やって行こうかな。人生長いので昔話も。

ヘルメット装着 無線ヘッドセット 走行テスト交信

10月14日(日曜日)

ハーレーさんと 琵琶湖ツーリングの帰り、

ホンダドリームに ちょっと顔を出しまして 先日、窒素ガス充填したので念のため点検してもらう。

この後いよいよ 無線ヘッドセットの走行テスト開始です。

まもなく18時、日もとっぷり暮れたので 

すぐにはお店をスタートせず駐車場の灯りの下で とりあえず CQ を出す。

予め バイクから 交信するので、ヨロシク❗

と、 告知しておいたので すぐ応答があった。

相手の方は 自宅固定局からの応答。

この無線局は 自宅でも 仕事中でも 必ず 無線機の電源を入れて ワッチ(受信状態)されているので こういう時は非常に助かる。

私の場合も車でどっか出かけるときや、 自宅のベッドに入ってる時でも無線機の電源は常に入れてある。

夜中の1時から 朝の5時までの 4時間だけはタイマーでオフにしてあるけどね。

無線機はタンクバッグの中に入れてあるので、 どのくらいの強さで電波が入感してるかわからない。

今回は携帯電話と同じデジタル方式に セットしてある。

アナログ方式と違ってデジタルの場合は シグナル強度が弱くても 全く雑音が入らない。

本来なら無線機のディスプレイで シグナル強度を確認しながら 交信するんだが まだ無線機を取り付けるホルダーを探してる段階なので

途中で交信が途絶えたらごめんなさいです。

 

この交信は 直接相手局と 同じ周波数でやりとりする シンプレックス交信ではない。

無線機メーカー 八重洲無線が 提供している

WiRES-X(ワイヤーズ エックス)という ネットワークシステムを使っている。

めちゃくちゃ簡単に言うと、 携帯電話のシステムとほぼ一緒。

日本国内だけに限らず 全世界に アマチュア局基地局(WiRES-Xではnode局と呼ぶ)が運用されている。

当然のことながら 電波法に関わるので 、

日本国内では 総務省 東海総合通信局から 無線局免許状が交付されている。

アマチュア無線局の場合は 各自毎年電波利用料も払ってるし、 5年ごとに 自動車の免許と同じような書き換えの手続きもある。

携帯電話端末は 通信事業者 が 包括的に 一括申請しているので携帯利用者は何もしなくていいけどね。

アマチュア無線の世界は かなり奥が深い。

わたしは無線の免許を取って30年近くになるが、 運用面でも技術面でもほんの少しかじってるだけに過ぎない。

なかなか先に進まないので 無線に関してはまた後日ということで。

 

バイク運転しながら 無線運用するというのは全く慣れていない。 と言うか初めての経験。

四輪では ほぼ毎日通勤帯、 ドライブ中に 移動運用しているが バイクの場合はかなり制約が多い。

自宅などの固定運用の場合は 固定用の無線機。

4輪で移動運用の場合はモービル専用機。
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バイクの場合は なるべくコンパクト軽量な 無線機、 防水機能も必要だ。

電源は4輪でも2輪でも 13.8Vから供給する。

携帯電話のようなハンディ無線機を今回は取り付けている。
f:id:ryuzomr:20181101203257j:image この写真ではドリンクホルダーに入っているが後日取り付けた。

ハンディ無線機の リチウムイオン電池で の運用も可能だが、 アフリカツインの シガーライター ソケットにUSBプラグを接続して 無線機には5V電源供給する。

ハンディ無線機の場合は13.8V供給時 概ね 送信出力Max5Wまで出せるが、 タンクバッグの中に入れてあるので放熱効果が悪い。

5V供給だと 出力は1ワットぐらいかな。

普段4輪のモービル機では13.8V 供給の 10 W から50 W 出力でやっているので、 1ワットでの運用がどんなものかやってみないとわからない。

Node局までの 直線距離は約10 km。

無線機から 1 W の電波を発射し、 ノード局の無線機に ネットワークシステムを接続する。

この時はまだ走行してなくて ドリーム店の駐車場。 無線機のディスプレイを 確認でき かなりの信号強度で入感した。

これだったら移動中でもいけそうだ。

交信相手局からもメリット5( 了解度よし)との 応答があった。

 


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アンテナはキャリアに 取り付けました。

アンテナまでの同軸ケーブルは、 結構取り回しが大変そうだったので納車前にドリーム店の工場長に配線していただきました。

送受信の切り替えスイッチ(PTT)はこんな感じ。

あかん、写真撮ったつもりだけどどっか行っちゃった。

親指で押してる間送信、 離すと受信 状態になる。
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ヘッドセットはヘルメットにこんなふうに、 インカムに干渉しないようにつけた。

よって、 アマチュア無線用スピーカーが左耳、 インカムスピーカーが両耳。

合計三つのスピーカーが ヘルメットの中に 埋め込んである。

アマチュア無線用のマイクは ジェットヘル用の フレキシブルマイク(KTEL製)なので 交信する時は ヘルメットの外側から 顎の部分 より 口元まで入れる。 ヘルメット内にはインカムのマイクもあり ちょっと窮屈だが。

ということで ヘルメットの中は大変なことになっている。

走行中に交信する時は、 3つのスピーカーががなり立てると運転どころではないので もちろんインカムは切る。

ちょっと緊張しながらドリーム店をスタート。

走行中も デジタル通信とはいえ 途切れることなく 交信できた。

相手の局からは、バイクに乗ってるとは思えないぐらい明瞭度はいいと言う 応答があった。

風切音 エンジン走行音などの雑音は ほとんど カットされているみたい。

さすがケテルのマイクロフォン、 高いだけのことはある。


f:id:ryuzomr:20181101210624j:image ちょっと大回りしながら 車庫に帰った。

守山区から 東区にわたる矢田川に架かる橋を下ったあたりが、ちょっとカルバート

のような感じになっていて 電波が入りづらく そこが若干途切れたかな。

ロケーションにもよるが、中継局(Node)から10Km内なら交信出来そうだ。

アマチュア無線局同士のツーリングの時は、 威力を発揮する。

一緒に走ってなくても、 全国の バイクモービル無線局と 繋がるのも楽しいだろうな。

名古屋から遠く離れた北海道のバイク無線局と 交信も可能だからね。

同じ所を走っていなくてもアマチュア無線だったら一緒に走ってるみたいに 話をしながらツーリングができる。

これはインカムには とてもできることではない。

まぁ、 携帯電話やLINE通話で出来ることだけど、 アマチュアの個人や団体がやってるところがすごい。

インターネットを使ったVoIP(Voice over Internet Protocol)による 無線システムなんかもあり、 無線機を使わずスマートフォンだけでの交信も可能になっている。

アマチュア無線のことを書き出すとキリがないので今日はこんなところで終わっときます。

4年くらい前に 四輪で 交信テストをした時の動画があるので貼り付けときます。


JP2YGB6919八事日赤1200MhzレピータをWiRESに繋いでみた - YouTube